私たちの仕事
愛知県の空の玄関口として、地域の発展と共に歩んできた私たち名古屋空港ビルディング株式会社。愛知県や名古屋市、名古屋鉄道など、地元の力強い支援を受けて設立された第三セクターとして、60年以上にわたり「名古屋空港」の維持管理を一手に担ってまいりました。
当社の業務は空港施設の管理にとどまりません。愛知県の航空史を紹介する「あいち航空ミュージアム」の運営や、空港内の飲食店・売店の展開、さらには所有不動産を活用した賃貸事業など、多岐にわたる事業を通じて、地域の皆様の暮らしと経済に貢献しています。
指定管理の業務(空港管理部・ミュージアム運営部)
空港関連施設の管理(空港管理部)
管理担当
愛知県との協定・仕様書に基づく業務内容のうち、特に一般管理業務における着陸料等の徴収、会議室・駐車場等の利用に係る許可や料金徴収、及びその実績報告を行っています。また、県へ提出する事業計画・予算及び事業報告・経費報告の作成、空の日イベントの支援など県との調整窓口の役割も担っています。その他、物品管理、勤怠管理などの庶務事項など扱う業務は幅広く、保安環境担当や施設担当と調和を図り、空港管理部全体をまとめ上げることが管理担当の役割です。
保安環境担当
県との協定・仕様書に基づく業務内容のうち、航空機事故、保安に係る異常時等への初動対応・各種訓練など「航空保安」に関する事項を主に扱う担当として令和3年7月に新設。航空機事故に備えての社内(救難救助)訓練を通じて、安全意識の向上にも努めるとともに、県主催各種訓練への参加・支援などに伴う、県との調整窓口の役割も担っています。
また、ターミナルビル・管理庁舎等の警備業務や清掃・美化業務の委託なども行なっています。
施設担当
県との協定・仕様書に基づく業務内容のうち、各種空港施設の維持管理を行っている。委託業者が日々実施している日常点検の施工管理や、当社従業員による日常点検、メーカー等が実施する精密点検の発注から竣工に至るまでの施工管理を行い、施設の状態を把握して故障の兆候をつかみ、故障発生を未然に防止することが重要です。
また、各種施設にて故障発生時には障害復旧対応を行います。
管理している施設
- 滑走路・誘導灯・構内道路等路面・駐車場施設・騒音監視装置・県貸与車両の維持管理
- ターミナルビル建築物並びにビル内各種施設全般の維持管理
- 受配電施設並びに航空灯火施設・航空保安無線(ILS)施設・気象観測装置の維持管理






ミュージアムの運営(ミュージアム運営部)
2017年に空港施設の一部として愛知県が設置した「あいち航空ミュージアム」の管理・運営を担い、ミュージアム運営部が中心となって、委託業者やボランティア等と協力してミュージアムの運営を行っています。
イベント担当
航空機を身近に感じ、航空機に関心を持っていただけるよう、年間を通じて様々なイベントを企画し、調整、準備、当日の進行を行います。
調整や準備等、大変な面もありますが、お客様に喜んでいただいたときは大きな達成感を得ることができます。
広報担当
ミュージアムやイベントの「情報発信」を軸に、新聞・雑誌・テレビにラジオといった各種媒体との取材対応、各地で行われるイベントへのPRブースの出展、あいち航空ミュージアム公式ホームページやSNS(インスタグラム、フェイスブック、エックス)を利用して幅広い層への情報提供を行います。
メディアやお客様に正しい情報を伝える重要な役割ですが、貢献度を実感できるやりがいのある業務です。
施設担当
電気、空調、給排水、防火設備等、多岐にわたる業務で建物の維持管理を行っています。
日常点検はもちろん、業者が実施する点検や工事にも立ち会います。
お客様が安全に安心して見学できるよう、縁の下の力持ちとして業務に取り組んでいます。






自主事業の業務
空港内ショップ・レストランの運営(事業管理部)
2025年2月に県営化後20周年を迎えた県営名古屋空港では、現在北海道や東北、九州を始め、毎日9都市へ運航(季節により運休あり)しております。来港の目的は、ビジネス、旅行、帰省、趣味など様々ございますが、大変多くの方にご利用いただいております。
これら当空港を利用される方々に、売店やコンビニ、カフェやレストランなど、出発前や到着後の一時をより快適に過ごしていただけるようサービスを提供するのが私どもの仕事です。
その他、展望デッキのオープンクローズといった空港を身近に感じ、また、楽しく過ごしていただくため、裏方の様な仕事も併せてしています。
今後もより多くの方々に少しでも心地よく快適に県営名古屋空港をご利用いただけるよう努力していきたいと考えております。






土地建物の賃貸(事業管理部)
当社では、県営名古屋空港周辺にエアポートウォーク名古屋や空港内事業者向けの賃貸マンション、並びに土地、駐車場などの事業用自社施設及び社有地を所有しております。これら自社不動産の賃貸は当社において県営名古屋空港運営の指定管理業務と並び大きな収入の柱となっています。
また、自社不動産を有効活用していくことは、県営名古屋空港周辺地域の活性化に繋がるという意味で大きく地域に貢献していると考えています。
自社不動産を良好な状態を保ち永く活用していくためには適切な維持管理が欠かせません。草刈りや浄化槽の点検など日常の維持点検の他、エアポートウォーク名古屋における設備保全や簡易修繕並びに20~30年に1度の大規模な設備の更新なども行っており、来店者の方々に安心して利用していただけるよう努めています。
今後も自社不動産については、更なる有効活用を図りより一層の地域貢献を目指していきたいと考えています。



一日のスケジュール
空港管理部輪番業務
早番(6:30~15:15)
- 6:30
- 始業
運用開始前準備(金庫・PC電源ON)
メールチェック、HP駐車場表示確認 - 7:00
- ブリーフィング
随時 料金徴収業務(着陸料・会議室利用料等)及び愛知県との打ち合わせ、委託業者監督業務、担当内打ち合わせ、資料作成 等の随時業務 - 随時
- 料金徴収業務(着陸料・会議室利用料等)
- 14:00
- ブリーフィング
遅番への引継ぎ(徴収金額・小金庫現金確認) - 随時
- 各担当業務
- 15:15
- 終業
遅番(13:30~22:15)
- 14:00
- 始業
ブリーフィング、早番からの引継ぎ
メールチェック、HP駐車場表示確認
翌日の会議室利用確認・FAX - 随時
- 料金徴収業務
- 19:00
- メールチェック、一時立入申請チェック
- 20:30
- 徴収金締め、小金庫チェック、利用届の整理
- 21:00
- 運航実績確認、輪番席施錠
- 21:30
- HP駐車場表示確認、PC電源OFF
- 随時
- 各担当業務
- 22:15
- 終業
ミュージアム運営部広報担当
- 9:15
- 始業
メールチェック - 10:00
- ミュージアム開館
取材対応 - 12:00
- 昼休憩
- 13:30~16:00
- 会議・打合せ等
- 17:00
- ミュージアム閉館
締め作業
イベント準備 - 17:30
- SNS発信
- 18:00
- 終業
事業管理部施設管理担当
毎日、決まった時間に同じ仕事をするわけではありません。
自社不動産に係る管理業務については、日常の維持管理や点検の他、施工業者に依頼し行う修繕や大規模な設備の更新を行うこともあります。
これら業務を行うにあたっては、発注・契約という作業が伴い、何か月も前から準備を行います。
また、新たな自社不動産の活用方法を模索するため、関係各所への相談や問い合わせがあった一般企業との調整・打合せを行うのも業務の一環です。
その他、機器の故障など都度発生する突発的な事項にも対応するため、現地の確認や関係者との調整も行っています。
事業管理部物販飲食担当
早番(5:45~14:30)
- 5:45
- 始業
コンビニ・売店の立ち上げ作業 - 6:10
- 朝礼
- 6:15
- 店舗営業開始(コンビニ・売店・カフェ・レストラン)
- 6:45
- 展望デッキオープン作業
- 7:00
- コンビニ精算、金庫チェック
- 9:00
- 納金
- 10:00~
- 各自の業務
- 13:15
- 遅番勤務者へ引継ぎ
- 14:30
- 終業
遅番(13:15~22:00)
- 13:15
- 始業、早番勤務者から引継ぎ
- 13:30
- 自販機補充対応(業者来港)
- 14:30
- 金庫チェック
- 16:00
- コンビニレジ担当補助
- 20:00~21:15
- 各店舗の締め作業
- 22:00
- 終業